Adobe ApolloでWebKitを採用

最初は、Dashboardの実績が評価されたのだろうかと思っていた。XUL Runnerと比べるならそこが一番の差異だろうと。
MacromediaFlashクロスプラットフォーム展開に関してOperaと提携していたはずだけどAdobeが吸収した時点で破談になっていたのか、あるいはSafari登場時の騒動が亀裂を生んでいたのか、などと穿ち過ぎな想像もしたり。まぁ、「脱ブラウザ」を掲げて無償提供するものなのにOperaにライセンス料を支払ってたら意味無いだろうし。
Windowsでも動かすとなるとWebKitと言うよりWebCore/JavaScriptCore環境になるんじゃないかと考えてたら、はたと気が付いた。
WebKitレンダリングを担うコードが利用している描画APIはQuartz2D。PostScriptの正統な血族だ。
本家本元のAdobeにとってPostScriptのクロスプラットフォーム実装なら使い込まれた自前のものがあるわけで、SVGの追っかけでようやく分家のCairoに移行が始まったばかりのGeckoを利用するよりKWQの上にあるQuartz2D用のコードを流用した方が早いと判断されたのかも。
とすれば、WebKitSVG実装にAdobeのコードが提供される可能性は期待できるだろうか。