開発環境としてのWebKit

スクリーンショットを見た時から違和感はあって、なんとなくWidgetとして実装されているんじゃないかとnightlyのWebKit.frameworkを開けたらビンゴ、Resources/webInspectorにinspector.html/css/jsを発見。
ソースを読むとツリーの管理と対象ページとのインターフェイスの他は全部JavaScriptで記述されている。WidgetResources/AppleClassesも読み込んでいるし、こりゃ実行プロセスが違うだけで中身は完全なDashboard Widgetだ。
ざっと読んだけどjsファイル中にリサイズのコードが無い。探してみたらcssファイルに以下の記述。

#resize {
/*中略*/
-apple-dashboard-region: dashboard-region(resize rectangle);

期待して自分でも使ってみたけどダメだった。どうやらnightlyで追加されたregionのようだ。
開発対象がWebブラウザだから慣れたDHTMLを使っただけなのかも知れないけど、ApertureがWebKitを利用している事も考えると、XUL/XAMLチックな環境として将来WebKitを整備していくつもりなのだろうか。Dave Hyatt氏は元々XULの開発に関わっていた訳だし。