実現可能性の見極め

大分前からその気配はあったんでObjective-Cの勉強は一通りしたのだけど、とうとう来るべき時が来たか。try-catch構文は導入済みだしガーベジコレクタの導入も見えてきたから無理にJava Bridgeにリソースを割く必要は無いと判断したのかも知れない。
以下は前に書き留めていた事の掘り起こしなのだけど、WebObjectsは完全にJavaに移行させながら、CocoaはあくまでもObjective-Cを中心にAPIを充実させており、よりパフォーマンスの求められるI/O KitはEmbedded C++だ。NeXTがBSDの上にDisplay PostScriptを載せていた事も考えると、伝え聞く伝説や尖ったブランドのイメージとは裏腹に、かなり慎重かつ柔軟に技術選択を行っているように見える。
未だCaminoが全面的なQuartz利用に移れず、Universal Binaryへの対応も時間がかかると言われているのを見ると、SafariチームがGeckoではなくKHTMLを選んだのも、ひょっとしてIntelへの移行を見据えた上での判断だったのだろうか。