ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth

ウルトラマン FightingEvolution Rebirth

しばらくプレイしてからネットでの評判を見たらまぁ悪いこと悪いこと。それも殆どが3と比べて貶している。個人的には「スーツの皺まで再現」とか言う方向性には食指が動かなかったので3はプレイしてないのだけど、そこまで酷く言うほどのものでもないだろうと思うのは僻みだろうか。
慣れる為にバトルモードのティガで練習した。このゲームでは優勢なキャラクターに併せたBGMに切り替わる嬉しい仕掛けがあって、こっちが優勢な状況ではTAKE ME HIGHERが流れたりする。反面、こっちが劣勢だと対戦相手に併せたBGMが流れてしまうので、下手すると対戦相手の方に感情移入しまう。特にガイアのファンファーレは強烈で、その上バージョンアップされるとティガを忘れそうになる。
ある程度慣れた所でウルトラモードに行って撃沈。ストーリーに沿って強制的に扱いが異なるキャラが選ばれるで、ミッションごとに選ばれるキャラでバトルモードをクリアできるくらいまで練習した。つまり、最初のブルトン戦の前にウルトラマンでバトルモードをクリア、エレキング戦の前にセブンでバトルモードをクリア、と言う形。ランクは低いものの、これでストーリーはクリアした。
以下ネタバレあり。
序盤の昭和組ファンへのサービスの足りなさが不評の原因じゃないかと思う。平成組に比べて必殺技のモーションやエフェクト、BGMのアレンジ具合が尋常じゃない。多分全体の風味を今風にする為に平成組の色が強くなって、昭和組のコレジャナイ感を強調してしまったんだろう。個人的にはスーツを皺まで再現するのではなく、筋肉の塊を表現してゲームでしかあり得ないウルトラマンを見せてくれているのが好きなんだけど。
クライマックスは昭和組がカオスロイドからウルトラの星を防衛、平成組がカオスダークネスから地球を防衛。カオスロイド戦が1ミッションでえらくあっさりしていて、逆にカオスダークネス戦が引っ張りすぎている感じがするのは、キャラクターの数の問題だろうか。昭和組は対するカオスロイドを一体ずつ倒すのだけど、平成組はカオスダークネスに一度倒されるからティガ・ダイナ・アグルがコスモスの前座になっちゃっているのはちょっと不満。
メフィラス星人に誑かされたカオスヘッダーを兄弟のエネルギーを集めたフルムーンレクトで浄化する、と言うプロットはキャラクターの性格を表していて好きだ。一瞬カオスヘッダーゼロのシルエットが見えるのも嬉しい要素。

余談

ひとまずアグルを出して満足。余裕ぶっこいて斜に構えるせいで打撃の間が空くのがアグルらしい。レベル1必殺技がカウンター技なので微妙に扱い辛くて、ある程度慣れた人間が対象なのがわかる。